なににも当て嵌らない、貴方という存在。

イベント

音声記録・PS

「___それで。ウチの無能な犬は何か重大な情報を持ってこなかったと。」

《謝る男性の声。焦っているようだ。》

「…まあ、NULLの経過観察記録を持って帰ってきただけヨシとしよう。ただ___」

《カツン、靴が床に叩きつけられる音。》

「___ただのモルモット相手にここまで手こずるような奴を犬にしたのか、お前は。」

《何度も謝る男性の声。》

「私ならもっとうまくやれるがね。上層部は私以外ほとんどカネで全てを解決しようとするからいけないんだ。」

《衣擦れの音。》

「それに、老いぼればかりでつまらない。…頭の回らん老害ばかりは困る。それに比べたら犬はまだいい方だな。」

《どさ、なにかが倒れる音。》

「無能な犬より無能なお前はなんなんだ?」

《_______》

 「こうなったら、私直々に視察へ行こうか。」

《_______!》

「あの犬よりかは緊張感も持てるだろう?犬なんかじゃつまらないだろうし、飼い主として挨拶もしなければな。」








「___楽しみにしておけよ、カゴの中で肥えるモルモット共。」